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緊張する [宝塚]

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「ドン・ジュアン」、6/18の初日を観てきました。

まずスペイン物と言う事で、フラメンコが良かったです[黒ハート]

宝塚の男役がチャレンジする舞踊の中で、フラメンコがこんなにマッチするとは。
フラメンコが、ダンスシーンとしては勿論、その床を踏み鳴らす音が演者の心模様を表現していたり、背景に様々な色を付けたり。
お稽古は大変だったみたいですが、良い物みたな~~と思いました。

彩風咲奈が今回も良かったです。
こないだまで咥え煙草[喫煙]で「悪・即・切」と見えを切ってた人とは思えない好青年ぶり。
最初の場面では「誰、この青年?」と、もっと下級生かと思うような初々しさ。
お唄は最初はちょっと不安定な気もしましたが、だいもんや美穂さんと掛け合ってるうちに
どんどん安定してきて、ドン・カルロの声として聞かせてもらいました、ブラボー。

美穂さん、素敵でしたわ。
歌で独特の世界観を作れる、素晴らしい事です。
お歌も素敵ですが、個人的には衣装の着こなしとか鬘のセンスとか本当に素敵![目]
私にとっては、宝塚の宝ですなあ。

有沙瞳ちゃんが好きなんですよ、私。
エルヴィラはドン・ジュアンに片思いで、ドン・カルロはエルヴィラに片思いで、
そんな中で修道院に居たような堅物のエルヴィラが
(ドン・ジュアンが望むなら)「私だって娼婦のようになれるのよ」とドン・ジュアンに迫る所が、
ええ!こんな妖しい表現ができるの?と驚きでした[ひらめき]
まあ、片思いのまま終わってしまいますが、出番もお唄も多くてファンとしては満足です[手(チョキ)]

この公演は、下級生に至るまで本当にお唄の上手な生徒さんばかりで、
ソロも二重唱も三重唱も、「皆、上手いなあ・・」とほれぼれしました[るんるん]

そして今回「影の主役」と呼びたい人・・・それは亡霊[モバQ]、香綾しずる。
メークも凄かったけど、ほとんど表情のない亡霊のはずなのに
ちょっとした動きでドン・ジュアンの心がグラグラ揺さぶられてしまうのだよ[パンチ]

記事の前の方でフラメンコが効果音的に使われてる・・ような書き方をしましたが、
そんな所では群舞の中心でフラメンコダンサーを統率。
迫力あるフラメンコシーンは亡霊さんなしには語れない。

最後に、だいもんは素晴らしすぎてこれが素敵とかあれが良かった・・とか言えない[黒ハート][黒ハート][黒ハート]
ので、特に感想は・・・
あ、あった[位置情報]

ギラギラした演目をぐいぐい引っ張っていた公演とはうらはらの
終演後挨拶のおとぼけ感が笑えた。
特に、公演組長のヒメに「(「横浜は俺の庭」と毎日自慢していたらしい)横浜の海側だか山側だか知りませんが・・」とばらされ、「しーっ!」ってやってたのは個人的にツボでした(笑)

カーテンコールと言えば、だいもんに無茶ブリされて
がおりがフラメンコ先生になって会場中で、お客さんも皆でフラメンコしたのが楽しかった。
「亡霊さん」とご指名を受け、結構恥ずかしがって「私ですか?」と抵抗していたがおりの身体を
美穂さんが前にポンと押し出していたのが、お茶目でした。
フラメンコ先生が終わって列に戻った亡霊さんに、
「がおり君、良くできました」的なお姉さん目線を送っていたのはきゃびい先生です。


公演の感想とは少し違うけど、
カーテンコールでだいもんが「一幕目はお客様もまだどんなお話しなんだろう?と構えていたような所が、二幕目になるとお客様もどんどん暖まってきて話しに食いついてきてくれたので、そこからまたパワーを貰った」(内容、だいぶ違うと思うが)ような感想を述べていて、
それが、観客も舞台を作っていく上での大事な構成要素なのだなと、嬉しかったです。
そーなんですよ。
慣れない横浜、初めてかもしれない劇場・・・
一幕目はいろいろ緊張していた私だったのだ(笑)


以上


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