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らしく [宝塚]

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山の日に、東宝劇場に月組を観に行ってきました。

月組さんとは縁の薄い節子ですがトップさんの退団公演・・・
と言う事であまり期待せずに行きましたが、非常に面白かったです。

脚本はなかなかに謎の脚本でしたね。
歴史ものは舞台や映画にするとかなり自由に創作する演目もありますが、
それが楽しいか楽しくないかは、そこに「こういう観点でこの人物(または出来事)を描きたい」という
作者の意図がはっきり見えるかどうか・・・なのかな?
「NOBUNAGA」に関して言えば、節子としては「で、結局何が言いたいの?」って感じでした。

いろんな登場人物とかエピソードがばらばらで、効果的にお話しの主題に絡んでない・・ように感じました。


で~~も~~、とっても面白かったのは
まさおさんが信長そのものだった、事と
音楽や振り付けや衣装が素敵だったからでーす(笑)

プロローグから「これは戦国鍋TVか?」と見まごう美形男子がロックでダンシング。
そう!これは戦国鍋TVだ!
戦国鍋TVを、衣装を豪華にして、人海戦術で場面ごとにじゃんじゃん人数かけて・・・
そ~んな印象でした。

苦手なまさおさん節も、時代劇だとばっちりはまる。
なにより「神をも恐れず我が道を貫き通す」信長がまさおさんにどんぴしゃ!でした。
最後の最後になってしまったけど「まさおさん、素敵!」と思ってしまった。

ショーは余り覚えていませんが、
かちゃ中心に観ました。
やっぱり華やかで綺麗で、トップになって真ん中でかちゃの為の作品で輝いてほしい。
後は、わかばちゃんがますます綺麗になっていてうっとりしました。


男役は良く「男役10年」と言うように「男役芸」を身に着けるまで10年くらいかかる、と言われていますが
娘役にもやはり宝塚ならではの「娘役芸」があるのではないでしょうかねえ?

「娘役芸」が身に着く前に、正塚先生風のリアルな演目ばかりこなしてしまうと
それこそ一般演劇のストレートプレー役者としては素晴らしい演劇人に成り得たとしても、
「宝塚の娘役」として観た時に何か違和感があると言うか、
乾いたカステラみたいなパサパサした娘役が出来上がってしまうのではないか?

宝塚では宝塚でしか出来ない事がある、というのは男役ばかりでなく娘役も同じだと思うのですが。

最近の若手抜擢にはそういう危険性もはらんでいるのでは?と思います。


以上


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モーリス

こんにちは~、結局ファイナル織田まさお(何それ)は観劇出来ませんでした…鍋そのものだったんですね!!(後悔)

少~し、期待してたんですよ、鍋感。でも大野センセでそれはないかと思い劇場まで足を運べませんでした…ワタシの馬鹿!。自分に合った作品で退団出来るまさおは幸せ者ですね(何様)

「乾いたカステラ」という表現がとてもツボでした(笑)
やっぱりカステラはしっとり香り高くないと美味しくないですもんねぇ。合点のいく表現です(笑)

娘役トップもある程度経験を積んでから就任して頂きたいもんですな(どさくさ)
by モーリス (2016-08-17 11:55) 

節子

モーリスさん、こんにちは。

NOBUNAGA、ゴージャス鍋でしたよ。
鍋感を共有したかったです(笑)

by 節子 (2016-08-19 19:26) 

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